チェリーアイ(瞬膜線脱出症)
眼の内側から何か出てるとのことで来院された子犬(生後3か月)がいました。
来院時の写真です。
左眼の内側からピンク色の何かが出ていることが分かります。
これは子犬のときによく見られる疾患ですが、本当なら表に出ないはずの瞬膜線という組織が眼の内側から飛び出している状態です。
ステロイド点眼薬などで元に戻ることもありますが、基本的には手術で治します。
写真の子も去勢手術と同時に眼の手術を行いました。
手術翌日の写真↓
まだ少し内側から瞬膜が見えていますが、時間とともに腫れが引き見えなくなってきます。
手術10日後の写真↓
右眼の内側にあった瞬膜は見えなくなりました。
これで治療は一旦終了です。
この疾患をそのままにしておくと角膜炎や結膜炎を引き起こすことがあります。
同じような症状の子がいましたら、治療されることをお勧めします。